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うつ病…「ライフイベント、人生の節目に起きる」

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『ライフイベントがうつ病の引き金に』



家族や身近な人々がうつ病かどうかを見極めるときの判断基準の一つに、その人の人生に関わる『節目となる出来事』があったかどうか、というのがあります。
そのような出来事を、とりあえず『ライフイベント』と呼びましょう。


私たちは、ものごころがついてから死ぬまでの間に、たくさんのライブイベントに出会います。進学、就職、恋愛、失恋、結婚、子供の誕生(妊娠・出産)、転職、職場の異動・昇進・左遷、離婚、再婚、転居、大病、子供の成人、自立、中途退職、解雇、更年期、定年、近親者との死別・・・・・。良いこともあれば悪いこともありますが、それぞれが、人生にとって折々の区切りであることは間違いありません。



ライフイベントとうつ病には、はっきりした関係のあることがわかっています。

それは、自分にとって都合の悪い「否定的なライフイベント」の前後には、抑うつ気分(気分の落ち込み)が強くなったり、うつになりやすかったりするということです。ですから、この一年以内ぐらいの間で、仕事で失敗した、クビになった、離婚したなどの否定的なライフイベントがあったら、うつ病かどうかを推し測る大きな手がかりになります。なかでも、長年連れ添った伴侶を失うなどの「喪失体験」は、しばしばうつ病のきっかけになります。

注意したいのは、「否定的なライフイベント」というのが、必ずしも誰にとっても明白だとは限らないということです。本人以外にはごく些細なつまづきに見えても、本人にとっては人生を左右する出来事ということもあります。

たとえば「がん」と診断されたというなら誰の目にも明白な否定的ライフイベントですが、「高血圧」ならどうでしょう?
高血圧も、長く薬を飲み続け、食事や運動などの日常生活を改善しなければならないやっかいな病気です。しかし、きちんと治療を続ければ、あと半年や一年の命などということは滅多にありません。周囲の人は多少の心配はしても、「今のうちに見つかってよかった」ぐらいに受け止めるはずです。ところが本人が、それまで健康に無頓着で、無頼な生活を続けてきたことは自分らしさだと誇りに思ってきたような場合、高血圧の診断すら非常に大きな否定的ライフイベントになることがあります。「もう今までのように生きられない」「そんな自分に生きている意味などあるのだろうか」・・・・・と、そういう思考回路に入り込んだりするわけです。

その人の年齢や経済状態、環境、それまでの生き方、考え方によっては、まわりには些細に思えることでも、重大な否定的ライフイベントになっている可能性があります。



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「役割の変化」を伴うイベント


ライフイベントについては、もう1つ注意したいことがあります。それは、誰がどう見ても「肯定的なライフイベント」が、きっかけになることもあるということです。

たとえば、「結婚」です。「マリッジ・ブルー」という言葉がありますが、結婚が決まり、式場との打ち合わせやウェディングドレスの衣装合わせ、出席者との選定なども着々と進んでいるそのとき、気持ちが沈み込むのです。

あるいは「昇進」です。とうとう昇進して、部下も何人かつき、大きなプロジェクトを任されるようになった。内示を受けた時から嬉しくてたまらず、がんばろう、やってやる、と張り切っていたのに、数週間もするとなんだか心から空気が抜けたようになっていることに気づくのです。

やっと家を買って「引っ越し」をしたとき、というのもあります。ローンの返済は厳しく、通勤に2時間近くかかる遠隔地だが、とうとう賃貸マンション暮らしから抜け出した。これで犬も飼える、子供達も喜ぶだろう・・・・・。家族みんなの夢が叶う新生活のスタートだった筈なのに、いざ新居で暮らし始めると毎日がうつうつとして、心の底から喜びを実感できない、という感じです。

ほかにも、妊娠中や出産後の乳児期の子育て中、あるいは末の子供の就職や結婚で、長く家計を圧迫していた「子育て」が終わった時、ということもあります。

ただ、結婚や昇進、新居獲得、妊娠や出産時などに気分の落ち込みが伴うことがあるのは、その一見「肯定的なライフイベント」が、実はその人にとって本当に肯定的なものではなかったから、という可能性があります。結婚と引き替えに将来の夢を諦めざるを得なかった、昇進して部下が出来てみたらみな勝手な奴ばかりだった、住宅ローンの支払いが想像以上に過酷だった、望んだ妊娠ではなかった・・・・・、「否定的なライフイベント」になってしまう理由は無数に考えられるでしょう。

また、子供の自立に伴う気分の落ち込みは、先に紹介した「喪失体験」によるものと解釈することができます。


そういう意味(肯定的に見えて、実は否定的だった)ではなく、子供の自立を含め、気分の落ち込みを引き起こすことがある肯定的なライフイベントには、共通項として「役割変化」という側面があるようです。

独身者から既婚者へ。平社員から中間管理職へ。大きな負債のない状態から巨額の債務者へ。女性から母親へ。母親、父親から再び一人の女性、一人の男性へ。それまで慣れ親しんでいた役割から新しい役割へと変化する時、それがたとえ本人が望んだ変化だったとしても、その前後の状況や置かれた環境によっては否定的ライフイベントになったり、あるいはその変化自体が心身への大きな負担となって、気分の落ち込みやその先のうつを引き起こすと考えられます。

「喪失体験」に代表される否定的ライフイベント。そして「役割変化」という性格が強いライフイベント。そんなライフイベントかなかったか、その人の個人史を現時点から1年から2年前ぐらいまで遡って、思い起こしてみましょう。





「ちさちゃんつぶやき~日記」


いま、かなり凹んでます(:_;)


今月の支払い×3乗り越えなきゃ…どうやって??…


がんばれ~わたし



3日から前からダイエット始めました。

岡村さん、ダイエット&ダンス頑張ってね(^_-)-☆




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